2009年6月23日火曜日

これから夕方の散歩だよ~ん


今日は、おっ母が忙しいから、おっ父と散歩に行くんだ。
おーいおっ父、行くぞぉーー。 早く準備せぃ。

2009年6月21日日曜日

ピートとパパの会話(その60 音響空間)

パパ 「今日は、室内音響空間の話だよん」
ピー  「オーディオに関係するの?」
パパ 「そう、部屋の構造で音の響き方が全然違うという話」
ピー  「ほと、いくらオーディオ装置が良くても、部屋の構造で
    音質評価に違いが出てくると言う事かな」
パパ 「そうそう、実は、山の隠れ家からオーディオ装置を持って
    帰ったんだ」「でも、家で聴くとどうも駄目なんだな~」
ピー  「あー、あの汚いオーディオ装置ね。また何故持ち帰ったの?」
パパ 「これこれ、汚いは余計だよ」
    「持ち帰った理由は、周囲に定住者も増えてきたし、強烈な
    音量で聴いているのもねぇ・・・」


ピー  「周囲の雰囲気をぶち壊す?」
パパ 「ま、そう言う事かな」「多分、音が大音量で漏れていると思う」
    「それに、皆さん自然という静かな環境を楽しんでいるしね・・・」
    「以前からその事が気になっていたんだ」
ピー  「なるほどねぇ、自然という環境に、都市生活をそのまま持ち
    込むのは良くないと言う事だ」
パパ 「んだ、今ならカッコウも鳴いているし、可憐な山野草を楽しむこと
    もできる」「そういう場所では、自然と一体になるべきだろうね」
    「さて、本題に入ろう」
ピー  「音響空間の話だね」
パパ 「隠れ家の音響空間は、2階の天井まで吹き抜けとなっている」
    「豆コンサートホールのような空間にオーディオ装置を置いて
    いたんじゃ」


ピー  「おいらも知っているよ」「天井も斜めにスロープがついていた」
パパ 「こういう空間では、音が篭らず上に抜けていくんだ」
    「特に、低音が殆ど篭らないからベースの音階が明解に分かる」
ピー  「スピーカーも良いから?」
パパ 「それもあるけど、部屋の空間容量に依存するところが大きい」
    「天井が高いと低音が篭らないから、いくらボリュームを上げても
    明瞭に音楽を再生する」「だから、大音量で聴くことができる」
ピー  「そうか、世界中のコンサートホールやオペラハウスは、物凄く
    天井が高いね」
パパ 「そうだよん、それと低音というのは音楽再生の要だ」
    「低音を巧く再生出来ないと、何をやっても駄目だね~」
    「その為、部屋の空間も含めてオーディオ装置と見做すんだ」
ピー  「低音ねぇ・・・具体的にどういうことなんかな?」
パパ 「天井が低いと、低音がボワンボワン響いて非常に不明瞭な
    音になる」「低音の抜ける場所が無いということなんだ」
ピー  「行き場所が無いから、音同士の干渉が始まるんだね」
パパ 「低音のエネルギーは、中高音に比べて物凄く大きいから、
    他の音域の音をマスクしてしまうんだ」
ピー  「つまり、低音域が勝ってしまい、音の明瞭さを損なうんだね」
パパ 「で、低音を絞ると、今度は聴こえなくなる」「それの堂々巡りだ」
ピー  「う~ん、オーディオ装置のみを幾らいじくっても駄目と言う事か」
    「オーディオの無間地獄だね」
パパ 「そうなるね」「大抵は、この事態を何とか打開しようと、
    スピーカーケーブルを交換したり、スピーカーの下にブロックを
    置いたりする」
ピー  「効果はあるの?」
パパ 「ま、殆ど変わらんね」「特に、ケーブル交換は無意味じゃないかな」
    「それよりも、置き場所を色々変えたほうが余程効果的だね」
    「驚くほど音の響きが変わる」
ピー  「で~、オーディオを持って帰って聴いてみてアカンのかいな」
パパ 「そう言う事。だけど、暫くすると、そのアカン音に慣れてくる」
    「人間の脳が、アカン部分を補完するんだな~」
ピー  「ほほ、学習効果だね」
パパ 「だけどね~、それ以上に町内の雰囲気と部屋の雰囲気が、ジャズや
    音響装置と合わん」
ピー  「何じゃそれ?」
パパ 「ほら、ジャズを聴く部屋のインテリアとかさ、そういうセンス
    というか、雰囲気ってあるじゃん」
ピー  「日本家屋じゃ駄目なの」
パパ 「部屋の雰囲気は、それ風に改造するつもりじゃが、町内は
    どうにもならん」
ピー  「そういや~、パパの音響装置は、隠れ家周辺の佇まいや部屋の
    雰囲気とマッチしていたな~」
パパ 「隠れ家の音響空間は、60年代の録音スタジオ風にデザイン
    したんだ。素人デザインだけどね」
ピー  「部屋にネオンサインやティン看板が一杯あったなぁ」








パパ 「上の写真の飾りを殆ど取り去ったから、只の部屋になって
    味も素っ気も無くなったー。 無茶殺風景だよ。はは」
ピー  「おー、小さなコンポだけにしたのかぁ」 ↓
パパ 「で、その跡を灯油ランプが灯る質素な山小屋風にデザインするか、
    どうするか、ただ今思案中」


ピー  「することが一杯あるんだね~」
パパ 「んだ」

2009年6月19日金曜日

夕方の散歩は茶臼山公園


ここを登り切ると・・・

いつもの仲良しさん達。丁寧すぎるほどの嬉しいご挨拶。

グリコ、レイン、モカ(敬称略)・・・そして、おいら。

帰り道のお楽しみは、摘みたての野イチゴ。
はやくオーケーのコマンド出してよっ!

2009年6月12日金曜日

納涼床・・・?


瀬田川にある、大学のボート部の桟橋だよ。
穏やかな風が吹いて、散歩中のひと休みにぴったりの場所。
大学生のお兄さん・お姉さんも、みんな優しいんだ。
先日、はしゃぎ過ぎて、瀬田川に・・・    落ちたぁ。。
おっ母は、その日デジカメを持っていなかったことを、めちゃめちゃ後悔してた。 くそっ!

2009年6月10日水曜日

ごきげんさん・・・です。


大好きなウィリーママに逢ってきたんだ。
おみやげいっぱいもらったよ。
リンゴもたくさんもらったんだけど、ウィリーママとおっ母がおしゃべりしてる間に、おいら、ぜーんぶ頂きましたー!!
  ウィリーママ、ありがとうさんでした。

2009年6月6日土曜日

琵琶湖岸にて


お久しぶりでーす!    (おっ母、サボってました。。。)
夏に向かっての毛繕いです。
恐怖の換毛期、羊の毛ほど抜けるんだ。
なんたって純毛だからね~。

2009年6月5日金曜日

ピートとパパの会話(その59 ジャズピアノとオーディオ)


ピー  「今回は、ジャズピアノとオーディオの話かな?」
パパ 「1969年頃、パパがオーディオ装置で初めてジャズピアノを
    聴いた時の話だよん」
ピー  「40年前かぁ」
パパ 「ところがだよ、クラシックピアノとジャズピアノでは、
    録音された音が何か違うんだよね~」
ピー  「そんなことってあるの?」
パパ 「ジャズの方が、楽器の録音レベルが高い気がするんだな~」
    「それに、和音が入ってくると音が歪んだ感じに聴こえる」
ピー  「録音が下手糞なの?」
パパ 「う~ん・・、最初はレコードプレーヤーに起因する機械振動系の
    不具合だと思っていた」
    「それで、トーンアームのインサイドフォースキャンセルや
    ラテラルバランス、針圧とかを何回も調整したんだ」
ピー  「何の事かわーらんけど、直ったんかいな?」
パパ 「何度調整しても和音が歪っぽい」
    「で、ジャズはあかんわい、と思って聴かなくなった」
ピー  「ジャズの和音は、歪っぽく聴こえるのかぁ」
パパ 「それ以来、レコードでジャズを聴く気にならなかったよ」
ピー  「レコードを聴くというのは、難しいんだね~」
パパ 「ある日、CD化された往時のジャズを聴く機会があった」
    「すると、やはりピアノの和音が歪んでいるんだわさ」
ピー  「トーンアームの問題じゃなかったんだね」
パパ 「そう、録音技術の問題なんだなー、これが」
    「恐らく和音の音が相互干渉して、電子回路の中で歪を発生
    するんだ」「ピアノの音域は広いし、音の強弱も凄い」
    「それが分かるまで、30年以上も要した。バカバカしい」
ピー  「30年! もし最初から分かっていれば、人生変わっていたかも」
パパ 「まぁ、昔のピアノ録音は、大なり小なり歪を発生している」
    「誰もが気付く訳じゃないし、オーディオ装置にもよるだろうね」
    「でもね、和音の歪だけが顕著であって、通常レベルの単音では
    問題ない、としておこう・・・」
ピー  「でもさ、レコードは別として、CDなのにどうして音が歪むの?」
パパ 「昔のマスターテープからCDに録音し直すからさ」「と言う事は、
    既にマスターテープの段階で、ピアノ音源が歪んでいるんだ」
    「だから歪もそのままCDに入ってしまう」
ピー  「マスターテープって何なん?」
パパ 「レコードを作る前に、先ずテープレコーダーに録音するんだ」
    「業界では、そのテープをマスターテープと呼んでいる」
ピー  「ほう、でもクラシックピアノは、どうして歪まないのかな?」
パパ 「クラシックピアノでも、歪っぽい曲がある」
    「ショパンの練習曲12番だ。いわゆる<革命のエチュード>ね」
ピー  「どうなん?」

パパ 「出だしの強烈なフォルツァンドで歪んじゃう」 ↑
    「特に、ショパン弾きの大御所、サンソン・フランソワは、
    この出だしを強烈に弾く」
    「ま、この歪には、ショパンの腹立たしい思いが込められているん
    だけどね」
ピー  「腹立たしい思い?」
パパ 「祖国ポーランドが、ロシア軍に占領されたからだよん」
    「そして、ワルシャワの独立軍は、抵抗空しく敗れ去った」
ピー  「その腹立たしい思いを音楽に託したんだね」
    「形を変えた抵抗運動だ。音楽は、なんと素晴らしいものよ!」
パパ 「愛国の熱情だね~」
    「だからショパンは、出だしからフォルツァンドの指定をしている」
ピー  「ショパンの熱情が、パパのオーディオ装置を歪ませるんだ」
パパ 「話の続きだが、クラシックはジャズと違って、録音が補正されて
    いる気がする」
    「例えば、フォルテシモの音に対処するため、最初から録音レベル
    を下げておくとか、残響をかけて誤魔化すとかね」
    「それと、元々クラシックピアノは、ジャズのように和音を
    多用しないしね」
ピー  「あぁ、ジャズの場合は、コード演奏がメインになるのか~」
    「さっきも、そのようなことを言っていたよね」
    「そのコードが音を歪ませる原因かな?」
パパ 「ピーやんが言うとおり、音楽性の違いが録音の質に現れている
    のかも知れない」
ピー  「ジャズピアノの録音は、どうしてクラシックと同じ方法を
    取らないの?」
パパ 「分からんね。演出方法の違いとか、或いは録音コストの問題かも
    知れないし・・・」
    「分かっているのは、ジャズがクラシックほど感情豊かな表現で
    無いということかなぁ」
ピー  「うん? 理解し難いな」
パパ 「ジャズの演奏時間は、高々3分から10分の間だろう」
    「その僅かな時間で、豊かな感情表現を期待するのは、無理
    というもの」「時間が短すぎる」
ピー  「分からんでもないね」 「でも、クラシックでも短い曲があるよ」
パパ 「しかし、表現豊かだ」「そこは、作曲者の感性の違いだろうね」
    「ジャズは、一定した感情を持続させているだけの感じがする」
    「ロックは、ジャズよりもっとメリハリが少なく感じる」
ピー  「一定した感情表現の持続ね~、そう思って聴くとそうかも」
    「う~ん、リズム中心の音楽は、どうしてもそうなるのかなぁ」
    「それが、録音性能に影響するのかも知れないね」
パパ 「でもね、西ドイツのMPS社の録音は、当時としては良い音がした」
ピー  「歪が少ないの?」
パパ 「そう、なんたってオスカー・ピーターソンが驚いたんだからね」
ピー  「現在の録音技術でも歪むの?」
パパ 「ディジタル録音は、全く歪まない」「そらもう雲泥の差だ」
    「でも、その強烈なダイナミックレンジの音が嫌いな人もいる」
    「アナログは面白いんだけど、問題が多くて解決できない事象も
    あるんだ・・・」
ピー  「ふ~ん」「あのさ、ピアノの話題が多いけど、サックスとかは
    嫌いなん」
パパ 「嫌いじゃないが、音が大きくて喧しい」「それに、ピアノや
    弦楽器は、子供の頃から慣れ親しんだきた音だからね」
ピー  「だから、音が小さいミュートトランペットを聴くんだね」
パパ 「ところでさ、楽器の分類でサックスは何楽器だと思う?」
ピー  「そんなの金管楽器に決まってるじゃん」
パパ 「どうして?」
ピー  「金属で作られているもん」
パパ 「ちゃう、木管楽器だ」
ピー  「何ぃー!、嘘だろう?、金属なのにどうして木管楽器なんよ?」
パパ 「材質は関係ないんだ」「管の穴の開閉で音程を変えるのが
    木管楽器」「唇の振動で音程を変えるのが金管楽器」
ピー  「何とまぁ、理解し難い分類だな~」
    「つまり、木管楽器は穴の開閉によって管の長さが変わるから、
    音程が変化するんだね」
パパ 「そうそう、だからサックスやフルート等は木管楽器」
    「よし笛やオカリナも木管楽器だよ」
    「トランペットやホルン等は、唇の動きで音程を変化させるから
    金管楽器に分類される」
ピー  「ん? トランペットやホルンもピストンバルブで管の長さを
    変えるよ~」
パパ 「そーなんよ、でも唇の振動を基本とするから金管楽器」
    「因みに金管楽器にピストンバルブが付いたのは、ずっと後だよ」
ピー  「でもさ~、普通に考えれば金属の管楽器は金管楽器だぜぃ」
パパ 「ふふ、では、ホラ貝は何楽器か?」
ピー  「なっぬ~~?・・・・貝楽器だ」
パパ 「ホラ貝は、唇の動きで音程を変化させるから金管楽器」
    「これほんとう」
ピー  「・・・・・」
パパ 「イヒヒ、常々パパは、何故 東京芸大にホラ貝科が無いのか
    不思議に思っちょる」
ピー  「パパと話すと疲れるよ」