2012年6月27日水曜日

オモチャのこと


テニスボール、コングほか、ピート用のオモチャは幾つかあるのですが、
オモチャ箱から自分で持ち出してくるのは、ほとんどこのふたつ。







一つ目: ピーピー鳴るオモチャを軍足に入れて、ぎゅっと結んだもの。


笛付きオモチャは、過去に誤飲の前科があり、そのまま与えるのは怖いし・・・
思いついたのが、オモチャを靴下に入れて、飲み込めないようにしてしまうこと。
ところが、普通の靴下だと、じきに破ってしまう破壊王。。。


   そこで、ピート専用 “ピーピーオモチャ in 軍足 ” です!


おまけに、軍足は布目が粗いので、咥えたり引張ったりしていると、
勝手に歯の掃除をしてくれるスグレモノ。






二つ目: ご存知、クッションから変態したピーヨコちゃん 
      度重なる縫合と洗濯にも耐え、今なお健在。


退屈すると、ドクターピートになって、開腹手術を始めます。






ほんとはね、もう一つ、幼い頃からの超“お気に入り”があるんです。

     ミ〇キー 〇ーン。

毎食後にガリガリ齧っていたのですが、
臼歯が磨り減ったとか、前歯が欠けてしまったなどなど、
複数のトラブルを聞き、エイッと撤収してしまいました。
         
もう、卒 ミ〇キー 〇ーンです。

しばらくの間は、あちこち捜索していましたが、
最近は、もう捜さなくなりました。
替わりに、ムクゲの生枝(軟らかいんです。)を、ガシガシやっています。



もうじき9歳ですからね、歯も大切にしなくっちゃ。。。




2012年6月21日木曜日

シトシト・・な日



じーーーーーっ。  まん丸な目。




ボロボロになったピーヨコちゃん。   たからもの。




雨、雨、雨。     明日も、まだ雨か。。。



2012年6月19日火曜日

どうする?


おいらの前足です。




そして、後足です。




いきなり、足の裏で失礼しました。



何の問題も無く、毎日元気に大地を踏みしめているのですが・・・

肉球の間に、モサモサと生えているこの
特に不自由を感じていないので、ほったらかし状態です。

おっ母が、たまたま「犬の足裏の毛」で検索したら、
「滑り易くなるから、切りましょ。」って。

「ヒゲも、足裏のケも、不要なモンなら勝手に抜ける。 切る必要はない。」
 と、おっ父。

フローリングの上で生活してるしなぁ~。 滑る危険性が減るなら。。 
  と、おっ母は思案中。




まあ、好きなだけ考えたらいいけど、

ハサミでチョキチョキなんてイヤッ!  もちろん、バリカンでだって嫌だね。


おいら、そんなに甘くないぞ!




2012年6月13日水曜日

リベンジ、天狗岳!(5)

ワッセ、ワッセ。   

油断して道草してたら、
上りとは裏腹に、下りのおっ父、以外にピッチが早いんだ。





しばし足を止めて見入る、おっ父。
おっ父よぉ、登るときに見てなかったのかぁ~。

堪能するまで、待っててあげる。




再び、おっ父の後ろにピッタリとついて下ります。





ようやく、下山最後の上りが始まる。 
上ったり、下ったり・・・  おいらの犬生と一緒だな。。    
                     ( えっ、そうなの??  毎日、同じだと思うけど。)  





            おっ母が   携帯に   この山を残す。
            おいらは   心に   この山を残す。       
                                                      ( ピート、以外と、詩人詩犬だね。)





ありがとう! 天狗岳


雄姿に向かって、もう一度・・・    ありがとう。




まだまだ、下山は続く。

 この雪道、こんなに長かったかなあ。。。




ひたすら歩いていたら・・・



厳しい自然の中で生きる、ニホンカモシカ君に遭遇した。
本日出合った、唯一の四足仲間。

君は、年中アウトドアだね。




さあ、ほてった身体をクールダウン。  
泥んこ汚れも、きれいに洗い落とします。

ウヒョーーーー、ちべたいっ!




登山口まで戻り、車に跳び乗ると・・・


疲れたぁ~。




 最後に、おっ母から、感謝状を。
おつかれさま、ピート。  よく頑張ったね、ありがとう。
   
 おっと、忘れてた。   おっ父にも、ありがとう。     
                                                               そして、来年も、よろしく。。




━ 完 ━


2012年6月12日火曜日

リベンジ、天狗岳!(4)

おっ父、見て見て。 絶景や! 
おっ父には、絶景より休憩が先かな?





おっ母、リベンジした途端に、
もう、来年のことを考えてるんと違うか?





頂上で食べるおにぎりは、どんなご馳走よりも美味しい・・ そうだけど。
おいらにも、そのおにぎり、ちょっとだけ欲しいな~。。。   
          ( もちろん、ピートの分も、あるよ!)

塩味のついていない、おいら用のおにぎり、食ったどー!






昼ごはんが済んだら、長居はしない。
疲れが出ないうちに、下山を始める。




こういう所での身のこなし方は、人間よりもずっと上手なんだ!

( 左右を見回しながら、進む方向を自分で決め、実にうまくクリアしていく。)




だいぶん下ってきたね。





下山の時にも、登るところはあるからね。
ここを越えたら、ちょっと休もうか。。。






澄んだ空気が、キリリと冷たく、とっても気持ちがいい。

( きっと、ピートも感じているはず。)




おっ父~、下山道はこっちだよー。 






シニアドッグとは思えない、軽やかな足腰の動きは、
普段の運動の賜物であります!





つづく

2012年6月11日月曜日

リベンジ、天狗岳!(3)


再び上り坂。   ここから、本当の意味でのリベンジが始まる。
おっ父の足に、またまたブレーキがかかるんだな。





やっぱり・・・

おっ母 「おっ父は、後から来るから、先に登ろうよ。」
おいら 「だめっ! 待ってる。」

おっ母 「おっ父が、先に進めって言ってるよ。」
おいら 「いやだっ! 待ってる。」

おいらは、いつだって、おっ父が追い付くまで待つんだ。
(何度も、何度も、この繰り返し。。。)





振り返ると、おいらが足跡を付けてきた稜線がくっきりと。
その向こうには、赤岳・阿弥陀岳がそびえる。

思えば、遠くへ来たもんだ。。。






あかん!  しみじみと感慨に浸ってる場合じゃないんだ。



前方には・・・  
      かかって来んかい   by  天狗岳





おっ父、何を呆然としてるの?  おいらに、付いて来んしゃいっ!




腰を落として、足元をよーく見ろ。
両脇に目をやるな。  足がすくんでしまうぞ。  

分かったか? おっ父よ!   (それって、逆じゃないの?)




網ハシゴは、ゆっくり静かに渡るんだけど、

おっとっと、微妙に揺れる。


ほんとに、もう命がけ。

( おっ母には、フタリのヘッピリ腰が、おかしくて、おかしくて。 )




どんなもんだい! 網ハシゴなんか、余裕~。  

(ほんまか~?)




【 この後は、写真なんか撮ってる場合じゃなく、みんなで四足状態になる。】





そして、最後の岩を越えると・・・






ついに・・・
          天狗岳(標高2646m)







ピート(8歳9ヶ月)、天狗岳登頂達成




つづく


2012年6月10日日曜日

リベンジ、天狗岳!(2)

箕冠山を越えると、背丈の高い木はなくなり、一気に視界が開ける。
ここから、次のポイント根石岳山頂に向かう。



前方に見えるのが根石岳。
山頂までの一帯は、高山植物『コマクサ』の保護地帯で、
決められた通路以外は、おいらも立入禁止。 リードを着装される。

いつでも、どこでも、登山者の方々に可愛がってもらえるのが、とても嬉しい。







根石岳頂上に着いた。
崖のてっぺんに上がったおっ母が、「ピート~!」って呼ぶから・・・



おいらも、ワオォーーーーーンって答えてやった。

この雄叫びが、晴天の山々に響き渡っていたことを、下山の途中で知った。





そして、いよいよ本命の天狗岳に向かう。




山が、険しい姿に変わり始める。




一歩一歩、足元を確認しながら進む。





去年は、このすぐ上で濃霧に阻まれ、リタイヤした。

さあ、未知の登山道の始まりだ。。。



つづく



2012年6月9日土曜日

リベンジ、天狗岳!(1)


梅雨入り前の信州の山々は、
季節柄、日暮れが遅く、歩き続けるには適温で、
晴れてさえいれば、絶好の登山日和になる。
 
毎年、この時期に、二人と一匹は甲信方面の山に登るのだが、
特に、おっ母には、今年は例年とは違う意気込みがあった。



その訳は・・・
去年登った天狗岳。 (1) ・ (2)
登山途中で濃い霧に行き先を阻まれ、頂上に立つことを諦めて下山した。
その悔しさを心の底に秘め(おっ母だけ)、一年が経った。



   今年こそ、天狗岳の頂上に!



おっ母の情熱に、
おいらは素直に従い、おっ父は嫌々引きずられ、
今年、再び、天狗岳を目指すことになった。






6月4日、いよいよ、その日が来た!
申し分の無い、絶好の登山日和。
二人と一匹の体調は良好。

とりわけ、おいらとおっ母は、普段の早朝散歩が功を奏して、
体力、筋力、持久力、すべてにおいて申し分なし。

が、常日頃から、運動とは極力関わりたくないおっ父、
登山口で、すでに深----い溜め息を漏らす。。

おっ父・・・    大丈夫かぁ~?



毎度の事だけど、
超マイペースで、ガンガン登るおっ母には付かんならんし、
チンタラチンタラ登るおっ父を放っとけへんし。。

おいらの気苦労たるや、並大抵のもんじゃないんだから。





それでも、登山口(桜平)を出発して一時間余り歩くと、
間もなく、オーレン小屋に着く。

おっ父、頑張れ~。
まだまだ、先は長いんだぞー。 




オーレン小屋では、
前回同様、とっても温かく迎えて下さるオーナーさん。





六月に入ったのに、ここからは雪道。
短い休憩と水分補給を済ませたら、いよいよ本格的な登山道に入る。





オーレン小屋を後にして、カチカチに凍った雪道を登り始める。。。

肉球を開き、爪で雪をつかむ。 
おいらにアイゼンはいらない。




ようやく、第一ポイントの箕冠(みかぶり)山に到着。

おっ父待ちをしなくちゃ。




シラビソの原生林はここまで。 雪道も終わる。

そろそろ森林限界だな。


つづく